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設計士のひとりごと

自然の力と小さな体

こんばんは

an. Design House 石栗です

9月6日 午前3時8分ごろ

突然!

今までに感じたことのない揺れが・・

その瞬間は

全身に力が入り身動きがとれず

ただ恐怖を感じていました。

地震に関しましては

勿論、意識はしておりましたが

ここまでの事態は想像できてなく

さらには経験もないので

生命の危険を感じたのが

正直な感想になります。

何時間かの時が過ぎ

外にでた私の目に映った その空は

何もなかったかのような空でした

その日は特にですが・・「悩み」?

そんな考え深いこととなりました。

建築の仕事を通じこの『家』のもつ

意味を考えさせられ、

この地震の体感によって

今のこの時間も、そしてこれからも

そのことの意味や答えを

考えつづけることになるのだと思いました。

 

 

地震直後の日に建設中のお客様の

現場の検証を行っていましたら

オーナー様の息子さんがその場に

ご家族と一緒に見学に来られました。

いつもと違う様子の息子さんがいて

感じられるその小さな身体には

大人が受けた精神的なもののそれとは

比べることができないくらいの

ショックを受けたことが理解できました。

その息子さんは笑いながら

僕の部屋いいね!僕の家は強い?

その小さな身体は耐えきれるギリギリの

ところで話をしていたのだと思います。

大人でも怖いこの状況で

子供の心の中は

本当はとても怖くて、忘れたいけど

忘れられない・・・その息子さんの

大丈夫なんだと信じたい気持ちは

ジッと・・こちらを見つめる

そのくもりなき眼と対峙すると

切ないくらいに私の心に

響いてきました。

私たち家づくりにかかわるものは、

その道のプロというところの

責任や使命感などを考えると

再認識という言葉で表現する

簡単なものではない

もっと大きく深い部分のところであり

その意味を理解した上で

建築的な理論を構築し

それは構造・デザイン・機能など

多面的な視点や観点を持ち合わせたことで

お客様と共に歩み進んでいければならないと

思いました。

只今 建設中のお家は今回の地震によります

影響はお陰様で無事になく

工事の施工の方は問題なく進めさせて

頂いております。

もう一組の施工中のお客様とも

今回の事態に対しは

心のあたたまる言葉を頂き、家づくりの

本質が理解できたような気がします。

家は人工物ではありますが・・・でも

そのものは光や大きな意味での自然に

触れ合い、人が住まう空間が自然観的な

ことで同化するような変化をもつ建築に

構築したいと思っておりその空間の中では

人が守らなければならない

『大切な何か』を創造して設計し考え続け

デザインをしていくのだと、

気づかされました。

基本の建築を考えること

もちろん、向かうベクトルは

住まう家族のためのものでありながら

その目的が明確化され

お客様にしっかりと提案し構築したいと

決意した一日となりました。

 

この度、被災されました方々へは

心よりお見舞い申し上げます。